お洒落でイケてるバーを見分けるポイントは何だと思いますか?魅力的な雰囲気、よく組み合わされたサウンドトラック、絶品のドリンクメニュー、あるいは、見事なデザインの内装インテリアでしょうか?これらの要素はもちろん、バーを訪れた際にチェックすべきポイントは他にもいくつかあります。ただし、世界で最も注目を集めているバーともなれば、期待されている以上の事をやってのけているんです。
そもそもバーというのは、その土地の才能あるバーテンダーや味をプレゼンする、あたたかく居心地のよい集いの場であるべきです。カクテル作りのスペシャリストでありながら、親切で気の利くバーテンダー。そして、「この中には一体何が入っているのか?」と不思議にさせるほど美味しいカクテル。プラスの要素しかない、最高のバーを4つ紹介しましょう!
ARGO(香港)
香港に行く機会があれば、ARGO(アルゴ)は絶対に訪れておきたいナイトスポットです。フォーシーズンズホテル香港が届けるバー「ARGO」は、ギリシャ神話に登場するジェイソンとファンキーな仲間たちが、金の羊毛を求め”アルゴ号”に乗り込んだという物語からインスピレーションを受けたそうで、ミニチュアのテラリウムや自然光が降り注ぐ鏡のある、まるで温室のような内装になっています。
アドベンチャーの物語にインスパイアされたこのバーでは、イノベーションを推進する取り組みを行っており、世界初のAIが作ったジンやラボ製のウィスキーなどのスピリッツを含め、ドリンクに対する新たな発想に挑戦しています。メニューにある「Here Today, Gone Tomorrow」という名のカクテルは、気候変動により将来が疑問視されている6つの食材(コーヒー・蜂蜜・米・カカオ・バニラ・リンゴ)にスポットを当てているそうです。
Thunderbolt(ロサンゼルス)
歴史あるフィリピンタウンとエコーパークのはずれにあるバー「Thunderbolt」に入ると、早速「bless your heart」というメッセージが書かれたタイルであたたかく歓迎してくれます。このバーは、人気プレイリストを聴きながら革張りのソファでゆったりと寛いだり、犬同伴OKなので、テラスにあるピクニックテーブルで友達と話したりできるような場所になっています。おすすめドリンクメニューは、パンダンとココナッツウォッシュライで作ったnabe-inspired cocktailと、P-Town Boxing Clubで、どちらも最高に美味しいカクテルです。フードメニューでは、隣にあるBBQレストラン「The Park’s Finest」のシェフがアメリカ南部とフィリピン料理を融合させたメニューを考案しており、ラムやウィスキーをお供に、タマリチキンを食べるのが最高の組み合わせですよ。
Hope St Radio(メルボルン)
廃校になった学校の中にあるクリエイティブ・アート地区で、お洒落なワインバーとデジタルラジオ局がやっているなんて、これ以上”メルボルンらしい”ことはないですよね?!ピート・バクスターとジャック・ショーという大物が経営するワインバー「Hope St Radio」は、コリングウッド・ヤード周辺に位置します。このワインバーとラジオ局のオフィスは、地元のパフォーマーや食べ物、自然派ワインが好きな人同士がつながり、お互いに想いをシェアし合う機会を提供しています。
Bisou(パリ)
パリの中で最もお洒落なエリアに位置するバー「Bisou」は、パステルピンクの内装で、入店した途端にアッと目を引き、その世界観に思わず誘い込まれます。さらに、フレンドリーで親しみやすいスタッフ、R&B調の音楽が迎えてくれますが、メニューはありません。というのも、大理石のカウンターの奥にいるミクソロジストがオンデマンドですべてをサービス処理し、来店客の希望に合わせてカスタムドリンクを調合してくれるからです。フルーティで甘すぎないけど、華やかさのあるドリンクを飲みたい場合は、ダークでアルコール度数の高いカクテルはいかがでしょうか?また、このバーは、100%フランス産で旬のオーガニック食材のみを使用するほか、環境に配慮した活動にも積極的に取り組んでいます。